最近、さかんに宣伝されている「おまとめローン」は、複数の借り入れを一本化して利息制限法の金利にて借り換えることです。
一見、金利が減って月々の返済が楽になると思われがちですが、安易に申し込んだばかりに更なる債務を抱えてしまい、苦しんでいる方が少なくありません。
まず、「おまとめローン」は単なる借り換えにすぎません。借金を一本化は、多重債務を解決するために利用されます。つまり複数の消費者金融から借金があり、月々の返済が苦しいので一本化するわけですが、借入先が一社にまとまって金利が減っただけで元々の債務はそっくり残っています。
もし「多重債務を解決したい」あるいは「借金を減らしたい」と、お考えなら「おまとめローン」では根本的解決になりません。
そればかりでなく「おまとめローン」には様々な弊害が潜んでいます。
@実質的には債務が増える。
一本化してしまうと任意整理などを行えばできたかもしれない引き直し計算による債務の減額の機会を失ってしまいます。また過払い金が発生している場合はもともと払う必要のなかった債務まで返済することになります。
A新たな多重債務者を生む。
おまとめローンには保証人が必要な場合が多く、債務者が返済できなくなった場合は保証人が払わなければなりません。最悪のケースでは債務者本人だけではなく、保証人までも債務整理に追い込まれてしまいます。
B親兄弟の不動産まで狙われる。
保証人のほかに「不動産担保ローン」なる担保を取って一本化するものもあります(消費者金融では、アイフル一社が展開中)。債務者本人に不動産が無くても、親兄弟が持ち家などの不動産を持っている場合にはコレを担保にするように誘導する悪質な業者もいます。親の持ち家を担保にまとめた人が結局支払不能になり、家を失ったショックで親が自殺してしまったと言う悲しい事件まで引き起こしているのが現実です。
C喜ぶのは借り換え前の消費者金融だけ!
結局おまとめローンで喜ぶのは、借金の元本のほかに利息制限法を越えた金利分までも回収できる借り換え前の消費者金融だけです。払う必要のない、ましてや消費者金融から返してもらえる過払い金までも、新たな借金として払い続けるなんて理不尽なことがあって良いのでしょうか?
D更なる債務の危険性
おまとめローンでせっかく完済できた貸金業者との関係が断ち切れずに、空いた枠からさらに借入してしまい、意志の弱さから、これまで以上の債務を重ねてしますケースも少なくありません。まとめなければ当然借りられなかったのですから、これも「おまとめローンの弊害」と考えても差し支えないと思います。
posted by 起上小法師 at 00:22
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借金の一本化について
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